「あんた、また自転車壊したの!?」
そんなお母さんの声を最近よく聞きます。ばん太です。
自転車でもバイクでも車でも、故障してしまうと修理代を考えるのが憂鬱ですよね。
実はここ最近、自転車業界全体が、修理の工賃を値上げせざるを得ない状態になっているようです。
主な理由は中国での自転車生産コストの増加。中国でシェアバイクが爆発的に流行したり、環境問題対策の規制が厳しくなったりで、自転車の原価が高くなっているのです。
そのため、自転車屋さんは自転車の値上げはもちろん、工賃を高くする必要があるのです。
しかし、自転車は大抵予期していないときに故障してしまうものです。特に男の子の学生さんはよく自転車を壊してしまうので、お母さんが憂鬱そうな顔でよく来店されます…(笑)
急な出費は痛い!というあなた。自転車屋さんは教えてくれない、少しでも安く自転車を修理する方法をお教えします。(急いでいない方向けの方法となります。)
1 故障したところをピックアップ
今あなたの自転車の、どの部分が故障しているかを調べてみましょう。
タイヤが破れている!というようにわかりやすい故障の場合はよいのですが、「変な音がする」「車輪がなぜか回らない」というように素人目線ではどこがどう壊れているかも判断できないことも多いです。
そのようなときは、近くの自転車屋さんに以下の2点を問い合わせてください。
「修理の見積もりだけでもしてもらえますか?」という点と…次が大事。
「持ち込んだ部品でも修理はしてもらえますか?」
この2点がOKな自転車屋さんを探しましょう。理由は口述します。
個人の自転車屋さんには聞きにくい…というあなたは、手っ取り早く一番近いサイクルベースあさひさんに電話しましょう(宣伝みたいになってしまった)。断られることはほぼ無いと思います。
大丈夫そうなら、なんとか自転車をお店まで持って行ってください。持ち込みが難しければ、お店によってはオートマのトラックを貸してもらえるかもしれません。
持ち込んだら次のステップ!
2 修理に必要な部品を教えてもらう
持ち込み出来たら、まず修理費の見積もりをお願いします。
このとき、必ず修理費用の内訳(工賃がいくらで、部品代がいくらか)も聞いておきます。
そして、修理するにあたり交換が必要な部品を全て教えてもらいます。
タイヤだったり、ペダルだったり、車輪だったり、サドルだったり。
また、単に部品の名前を聞くだけでなく、その部品の規格も尋ねておきましょう。タイヤだったら何インチだとか、車輪ならどういう素材でどのブレーキが対応するかとか。
教えて貰ったら全てメモメモ。
聞いても自転車屋さんが何を言ってるかさっぱりわからないときは、思い切って「必要な部品、紙にかいてもらえますか?」とお願いしてみましょう。
もうおわかりでしょうか。
修理を安く済ませる方法とは、「必要な部品を自分で安く買ってきて持ち込む」ことです。
工賃はなかなか安くならないので、部品代を安く抑えよう、という作戦です。
もし自転車屋さんに遠慮して聞きにくいという方は、「自転車に詳しい知り合いがいるので、部品をもらえるかもしれないんです。」と言えば大丈夫です。
必要な部品が分かったら次のステップ!
3 インターネットで部品を安く購入する
少し時間はかかりますが、次は自分でインターネットで部品を購入します。
その間、自転車は一旦持ち帰ります。もしくは、持って帰るのが大変な場合は、自転車屋さんに預かってもらえるかを聞いてみましょう。少しだけ前金を支払うと預かってくれる自転車屋さんもあります。
自転車屋さんで用意している補修用の部品は定価のものが多いのですが、インターネットだと安く手に入る場合が多いので、メモを元にお店より安い部品を検索します。
Amazonや楽天市場、メルカリやヤフオクもいいかもしれません。メルカリでも、新品が出品されていることもあります。
(中古品の場合はより安く購入できますが、状態に注意しましょう。綺麗な場合は良いですが、タイヤは新品以外はおすすめできません。)
例えば、鍵を交換したい場合は…
ニッコー(NIKKO) リング錠 [NC-101] シルバー キー3本付属 NC101 SL-P
店舗で固定タイプの鍵を購入すると1000円~1500円くらいしますが、Amazonだと700円くらいで購入できます。
タイヤも、チューブとセットで、しかも前後分で購入できることもあります。
ただし、車輪など、種類によっては規格がたくさんあるものもあるので購入間違いには注意しましょう。(間違ったらメルカリなどでまた売るのもよいかもしれません…笑)
どうしても不安な場合は、少々聞きにくいかもしれませんが商品ページを自転車屋さんに見せて「これで修理できますか!?」と聞けば間違いありません(笑)
商品が届いたら、自転車屋さんに持ち込んで修理をお願いします。
ただし、持ち込みでの修理は自転車屋さんの善意によるものなので、必ず事前に連絡するのがベター。
修理に時間がかかる場合でも、文句は言わないようにしましょう。「急ぎでおねがいします!」なんて言ったら嫌な顔されること請け合いです(笑)
以上が、なるべく安く自転車を修理してもらう方法です。
残念ながら、部品が自転車屋さんでしか発注できないものだったり、安い部品が見つからない時は諦めて下さい。
持ち込み修理で快くOKしてくれる自転車屋さんは、お客さんのことを考えているよいお店です。大事にお付き合いしていきましょう。