ばん太です。
先日、友人と淡路島一周(いわゆるアワイチ)に行ってきました。
学生時代は2回ほど日帰りでチャレンジしたことがありましたが、1周した後は毎回
「あぁ~今からまた長い道のりを帰らないといかんのかぁ~帰りたくねぇ~」
と、夕焼けに映える明石海峡大橋を眺めながらぶつくさ言ったものです。
そこで!!今回は!!
アワイチを満喫した後に宿泊し、温泉とお酒を堪能しようじゃないか!というプランを実行することにしました!
宿泊先は憧れ(?)のホテルニューアワジ
「ホテルニュ~ア~ワァ~ズィ~」というCMを幼い頃から刷り込まれていた私。
淡路島で宿泊しよう!となったとき、真っ先に思い浮かんだのがホテルニューアワジでした。
早速予約予約ゥ~~!!!と意気込んでいると、一緒に走る予定の友人からひとこと。
「ニューアワジ、洲本にあるよ。どうする?」
ん~~~?
あぁ~~~…
ちなみにスタート地点は…
明石駅からフェリーに乗り、岩屋港出発のルート。
つまりどういうことかというと、淡路島は一周150キロほどなので、ホテルニューアワジの宿泊をルートに入れると、以下のどちらかになる訳です。
①逆時計回りに走り、ホテル(110キロ地点あたり)に宿泊し、二日目に残り40キロを走る
②時計回りに一周し、岩屋からさらに40キロ走ってホテル到着。二日目にまた40キロ走る(計約230キロ)
なるほどどうして、フェリー上陸だと一周スパッと回って宿泊、次の日は帰るだけ!というのができないわけですね。車があれば好きなところからスタートできますが…
二日に分けて走るにしてもバランスが悪い。難しいところです。まぁ②一択でしたけどね!!!
友人は豪脚の持ち主ですが、私は学生時代はまだしも、今は週に1回ローラー台にのればいい方です。20分くらい。自転車屋のくせに…
そんなわけで、ゴールデンウィークも明けたとある5月の日曜日。反時計回りで、ホテルニューアワジを目指すこととなりました。
ジェノバラインで出発

乗り場はJR明石駅・山陽明石駅から自転車で10分もかかりません。
2019年現在、土日の明石側始発は午前6時30分となっています(平日は5時40分)。
30分前に到着すると、すでにバイク乗りの方々、高そうな自転車に乗っている方がちらほら。みなさん身軽そうなので、日帰りで一周するのでしょう。
一方我々は、宿泊のためクソデカサドルバッグ君を搭載。わたしは心配性のため、ついつい荷物が多くなってしまいます…今回も直前までニンテンドースイッチを持っていくか悩んでやめました。

料金は、片道で大人500円+自転車持込料金220円。輪行しても料金は変わりません。

積載できる自転車は、ぎゅうぎゅうに詰めても20台くらいでしょうか。先着順のようなので、土日祝日は注意。

フェリーは2階建てで、2階は屋根付きの屋外デッキとなっています。写真は1階の図。
フェリー内のトイレが少ないのですが、岩屋港のトイレはなかなかに汚いです。混んでいなければ、フェリーでお手洗いを済ませておく方がいいかもしれません。

せっかくなのでデッキへ。乗船時間は13分くらいなので船酔いの心配もほぼありません。寒い時期なら、丁度日の出を見ることができるかもしれませんね。
岩屋港到着、いよいよスタート

乗り場を出て左手に、お土産などを販売している建物があります。帰りに買えば荷物にならないですね。ただしトイレは汚い。
乗り場では自転車を押して通行します。早速乗ろうとしたお姉さんが怒られてました。
さて、乗り場を出ると…みなさん、左折して時計回りにスタートしていきます。
やはり反時計回りは私達だけ。メジャーなのは時計回り方面の様です。まぁどっち回りでもしんどいものはしんどいので覚悟を決めてスタートします。
スタートしてほどなく、海峡大橋のふもとに到着。道の駅あわじや、美湯松帆の郷があります。一周した後、夕暮れの海峡大橋を見ながら松帆の郷で温泉につかり、さっぱりして帰るというのがアワイチの定番ルートです。
しばらく走るとキティちゃんの建物が。

反時計回りの場合、序盤はこのキティちゃんの建物や野島断層などの他は自転車で立ち寄るような観光名所があまりありません。
早朝の気持ち良い潮風を感じながらぼちぼち走ります。
小豆島と違い、コンビニがあるので補給は安心。慶野松原の辺りで小休止しました。友人は珍しい?飲み物を自販機で購入。

南あわじ市に入り「もう半分か~余裕だな!」と一瞬思ったのもつかの間、そんなわけも無く…淡路島と徳島県を繋ぐ大鳴門橋が見えてくると、なかなかのアップダウンに突入します。
一瞬明石海峡大橋と勘違いしました。
このあたりで、ひいひい言いながら上ってくる時計回り組とすれ違いました。巻貝のオブジェがある休憩所で一休みしていると、そろそろ昼食の時間が近づいてきました。

南あわじでランチタイム
そして12時前頃、待ちに待った昼食!!
今回は、「ぐりるエイト」さんというお肉メインの洋食やさんで頂きました。
日曜日でしたが、開店直後(11時30分オープン)だったためすぐに入店できました。水曜は定休日。
駐輪スペースはあまり無いので、自転車を停める際は店員さんに一声かけましょう。
ランチメニューは2000円台で豪華な値段。せっかくだし!ということでお肉メニューを注文。

ごはんとサラダも付いてきます。肉もおいしいし、玉ねぎのステーキもおいしい。とにかくおいしい。(語彙力の低下)

お会計が、クレジットカードや流行りのバーコード決済も使えたのも驚き。
水もこまめに注いでいただき、とってもいいお店でした。
店員さんに、「今日はどっち回りですか?」と聞かれたので、反時計回りです、と返答。
すると、「時計回りのお客さんには今からの坂が大変だよ、と伝えると『マジか…』みたいな顔するんだよね~」とのこと。じゃあ逆に、反時計回りなら今から楽勝だな!!!と思ったばん太でしたが、当然そんなことはなかった。
お店をあとにすると、他の飲食店にもロードバイクがちらほら。やはりこの周辺で昼食を取るのがアワイチの定番なのでしょう。大きな道の駅「福良」もあり、ここで休憩する人が多数。
足湯もあるよ。
後半戦スタート
さあ後半戦!肉も食べたし気合い入れて出発!
の前に、RPGぽい場所を発見。

この場所は一周ルートから少し離れたところにあります。探してみて下さいね~
そしてここからが本当の地獄だ
県道76号、南淡路水仙ライン。
海岸線沿いの直線道路で、サーファーがたくさんいました。
このラインが、そこそこ道が悪く風も強い。なのにこの直線で友人の巡航速度が30~40kmになり、私は20分のローラー台トレーニングもむなしくちぎれました。
しかもこの直線を抜けた直後になかなかの山。もうダメだわこれ

友人はぴんぴんしていました。鍛え直しですわ
山を下ってしばらく走るとようやく洲本市に到着!ホテル直前のファミリーマートで小休止し、いよいよホテルニューアワジへ!

ホテル到着!
大体午後3時頃に到着しました。疲れた…ニンテンドースイッチ持ってこなくてよかった…
お出迎えがあるのがやはりいいホテルという感じです。
気になるのは、自転車をどこに置くかです。宿泊の1週間ほど前にホテルから予定確認の電話があったため、その際に駐輪場所があるかを尋ねていました。その時は、簡易の屋根付きの場所か、輪行袋に入れて部屋に持ち込みどちらでもよいとのことでした。
しかし今回、翌日が雨予報だからという理由で、なんとフロント近くに置かせて頂くことになりました。電動のレンタサイクルの隣に置いて、しかもポールまで立ててくれました。くぅ~サービス満点!!
後から仲居さんにきいたお話によると、やはりアワイチで自転車を持ち込みホテルニューアワジを利用する方はあまり多くない様です。そのため、自転車の置き場所は決まった対応が無いのでしょう。
人数や、今後の流行によっては対応が変わるかもしれませんので、自転車で宿泊する場合は都度事前に確認したほうが良さそう。車で来れる場合は、もう車に積んじゃうのが楽そうですね。
部屋は、朝日が見える絶好のロケーション!

夜は部屋食、朝はバイキングを選択しました。うまい…うまい…
夜は屋上で足湯。

早起きして、一番風呂も入りました。

宿泊費は一人2万円ほど!いや~満喫したなぁ~今からまた自転車乗るなんて考えられんな~
とぶつぶつ文句を言いつつ、次の日は雨の予報だったため、9時頃にチェックアウトし出発。残り30キロほどだったので、さーっと走って岩屋港に到着、お昼には明石港に戻ってきましたとさ。

今回の走行ルート(友人提供)


二日目の平均速度が初日に比べると速いですね。私はちぎれました。
というかクソデカサドルバッグ君がリアブレーキを圧迫しブレーキシューがずっと擦ってました。そりゃしんどい訳だ~もうダメだコレ整備士免許返上だわ
WOHO The X-Touring アンチスウェイ サドルバッグ スタビライザー
おっきなバッグを付けるときはこれも使いましょう!!!!ブンブン揺れなくなります!!!!!
以上、自転車でホテルニューアワジ体験談でした。
今度から、ローラー台の時間を30分にして、次回はビワイチにでも挑みたいと思うばん太なのでした。