ばん太です。
夜、自転車に乗る時、きちんとライトをつけていますか?
かくいう私も、学生の頃ライトのつけ忘れでおまわりさんに怒られた記憶があります…。
自転車のライトは、自分が対向車から見えやすくなる効果もあるので、ライト無しでの走行は非常に危険です。
今回は、ライトがつかなくなった時の対処法、修理費用などを、ライトの種類ごとにご紹介します。
ダイナモライト
→タイヤにローラーを押し付けて発電・発光するタイプです。安価な自転車に多く採用されています。
Panasonic NSKL138-B 自転車 ダイナモライト ブラック LED 低負荷ゴムローラー
オレンジ色に光る電球のものと、明るい白色のLEDのものがあります。
点灯しなくなる原因として考えられるのは…
・電球切れ(LEDの場合は基盤破損)
・コードのさび付き、断線
・ローラー部が固着して回転しない
・転倒などで変形し、ローラーがタイヤに接触していない
などなど…
ローラーが接触していない場合は、無理やり曲げ直しても意外と大丈夫です。
電球切れは3~400円で直せます。(LEDは不可)
以上の項目をチェックしても改善しない場合は本体交換となり、電球タイプなら1000~1500円、LEDタイプなら2000円~2500円くらいの費用がかかります。LEDのほうが明るく、タイヤの回転も重くなりにくいのでおすすめ。
なお、砲弾型と呼ばれるタイプのライトは、お店に在庫が無いこともあります。
↓こんな形
オートライト(ハブダイナモ)
便利ですが、壊れ方によってはべらぼうに費用がかかるのがオートライト。前輪の中心部から電力を供給しており、つけ忘れがなく、静かで快適に乗ることができます。
オートライトが点灯しなくなる理由は様々です。
・コードが抜けている
意外と多いのがコレ。写真のように、端子が抜けているだけで、再度差し込むと点灯するようになります。端子の形は様々ですが、どの形でもぷすっと差さっているだけです。ただし、無理やり差し込んで車輪側の端子が折れたりすると大変です。また、差し直してみると点灯することもあります。
・コードが断線している
ライトとハブ(車輪中心部)をつなぐコードが、転倒などでちぎれてしまうことがあります。応急処置として、外側のビニールをむき出しにして、よじってつなぎ、テープで巻いてしまうという手段があります。車輪の端子が2つのタイプは難しいかもしれません。
↑白いビニールテープで補修した写真
・ライト周辺のサビがひどい
自転車本体を電気が通って発行するタイプの場合、自転車のサビがひどいと、通電を妨げ、点灯しなくなるケースもあります。上にアップした写真の自転車も、コードとフレームを通電し点灯します。サビを落とすと改善します。
以上で直らなければ、ライトか車輪の交換が必要でしょう。ライトは車輪の端子形状によって合う・合わないがありますが、2500円~かかるかと思います。ブリヂストン製の純正ライトだと5000円以上かかることも…
そして、ライトを交換しても点灯せず、原因が車輪の発電部だと判明した場合、高ければ1万円を超えてしまいます。車輪内部を分解して修理できる自転車屋さんはほとんどいないのではないでしょうか。
そんなに払えない!というときは、乾電池式のライトもあります。自転車のフレーム形状によっては、安価なダイナモライトを取付できる可能性もあるので自転車屋さんに相談しましょう。
電動自転車のライト
電動自転車は、ライトがつかないならほぼ間違いなくライト交換です。内部の基盤が破損しているのでしょう。
購入日によっては、メーカー保証の対象となりますので購入店に聞いてみましょう。自費なら4000円以上かかる可能性が高いです。
100均のライトはダメ!?
ライトが壊れたら、ハンドルに取り付けるタイプの物を応急で購入するという手段もあります。
ただし、100円ショップで売っているライトはおすすめしません。
見た目はスポーツ自転車用のライトに近いですが、よ~~くパッケージを見てみると…
「このライトは道交法で定められた明るさを満たすものではありません」とか、
「補助灯としてお使い下さい」などと書いてあります。
補助灯ってなんだ!?
とりあえず、ちゃんと明るさの基準を満たした物を選ぶようにしましょう。
フロントライトSJ2-DB 乾電池式 明るさ:600カンデラ
こちらは2000円ほどしますが、基準をしっかりみたしたライトです。
また、ハンドルにライトをつける場合は、カゴに荷物をたくさんいれると光をさえぎってしまうので注意しましょう。
自転車の事故が多い昨今。
あなたの自転車も、ライトがちゃんと点灯しているか、こまめにチェックしてくださいね。