ばん太です。
巷では増税の話題で持ちきりです。
増税前に、電動自転車の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
当店にも、下見に来る方が大幅に増加しています。
しかし、増税だからと焦って購入してしまい、後々後悔してしまっては後の祭りです。今回は、増税にかこつけたセール情報に惑わされることのないよう、改めて失敗しない選び方をご紹介します。
目次
迷ったら3大メーカーから選ぶべし
ここでいう3大メーカーとは、YAMAHA、パナソニック、ブリヂストンの3社です。
通販サイトを見ていると、「増税前!激安!45800円!」だとか、「フル電動アシスト自転車がこの価格で!」という文言がちらほら。
しかし、「激安電動自転車には要注意!?危険なモデル、修理できないものも」で触れたとおり、新品で6万円までのモデルは正直おすすめできません。(フル電動アシスト車はそもそも違法であり、公道で乗ることが出来ないものも販売されています)
3大メーカーは毎年切磋琢磨し合い、1年ごとにモデルチェンジを繰り返しています(モデルによっては約2年に1度)。加えて、補修部品も平均7年は生産しており、故障しても長く使えます。お客様の目に触れることはありませんが、販売数の多い自転車店はそれぞれのメーカーの専用の補修部品サイトにアクセスでき、修理もスピーディです。
万が一不具合があったとしても、販売店に相談すれば、各営業さんにすぐに連絡してくれ、手厚く対応してくれるでしょう。
一方、他のメーカーはどうでしょうか。
価格こそ手頃かもしれませんが、90年代初頭から電動自転車を開発している3大メーカーと比べると、その技術ノウハウには雲泥の差があります。(ブリヂストンはちょっと特殊ですが割愛)
安さの理由も、自転車に詳しい人でなければわからないような箇所をコストカットしているためです。新車時には気付かないかもしれませんが、しばらく乗っているうちにその差は現れてきます。バッテリー容量も小さく、バッテリー自体がめちゃくちゃデカかったりもします。
また、故障時にも困ることが多いと思われます。格安電動自転車の補修部品は、通常の自転車店ではまず取り扱いがありません。メーカーに直接自転車を送り返して修理しなければならないケースも。
「1年も乗らない!」「近距離しか乗らない!」というようにかなり限られた状況の方には格安モデルもいいかもしれませんが…安物買いの銭失いにならないようにしたいですね。
安心・安価なモデルをご紹介!
では、安心して長くのることができて、かつお求めやすいモデルはあるのでしょうか。
3大メーカーも、バッテリー容量をやや抑え、スタンダードモデルより少し仕様を変更した廉価モデルを8~9万円程で販売しています。メーカーごとにご紹介します!
パナソニック…ビビ・SX 26インチ(ELSX63)・24インチ(ELSX43)
9/4から各種エントリーで最大P11倍&クーポン利用で最大1200円OFF[パナソニック][TK]2018 ビビSX「ELSX63」 26インチ 電動自転車
パナソニックの定番モデル、ビビシリーズの廉価モデル。バッテリー容量はビビDXの半分(8Ah)ですが、この容量でも満充電で3~40キロは走行可能です。
上位モデルに比べ、スイッチを液晶でないタイプにし、車輪を丈夫なステンレス製からアルミ製にするなどして価格を落としています。いろんな企業のキャンペーンのプレゼントによく用いられています。リアチャイルドシートも取付可能。
YAMAHA…PAS ナチュラM 26インチ(PA26NM)・24インチ(PA24NM)
ヤマハ PAS ナチュラM 26インチ PA26NM 6.2Ah
ヤマハ・PASシリーズ廉価モデル。バッテリー容量は6.2Ahと、ビビSXに比べやや小さめ。車体重量はビビSXより軽く、スイッチパネルも液晶となっています。Rチャイルドシート取付可。上位モデルのPAS Withとあまり価格差が無いため、少々割高かも?Withはバッテリー容量が12.3Ahとなっています。
ブリヂストン…アシスタファイン 26インチ(A6FC19)・24インチ(A4FC19)
9/4から各種エントリーで最大P11倍&クーポン利用で最大1200円OFF[ブリヂストン]2019 アシスタファイン 「A6FC19」 26インチ 電動自転車
こちらのモデルはヤマハ製モーターを搭載しており、バッテリー容量もナチュラMとまったく同じです。なんでブリヂストンのモデルなのにヤマハのモーターなの?という方はコチラをご覧ください。
スイッチ部のみ、一つ前の世代のヤマハ製の物が搭載されていますが、違いは時計機能の有無くらいです。デザインのこだわりが無いのであれば、ナチュラMよりアシスタファインの方が若干安価な傾向があるためおすすめです。
以上、有名3大メーカーの中から、それぞれの廉価モデルを紹介しました。
繰り返しますが、安くても長く安心して電動自転車に乗りたいなら、ぜひ上記モデルから選びましょう!
また、各メーカーともに、+1~2万円ほどで、さらに高性能な上位モデルを選ぶこともできます。興味がありましたら、下記リンクで2019年モデルを紹介していますのでのぞいてみて下さい。
上位モデルは、年末にかけて毎年モデルチェンジすることが多く、今年も年末に2019年モデルが型落ちにより値下げされることが予想されます。増税後でも安く手に入れたい!という方は、秋~初冬に自転車屋さんを尋ねてみましょう。