電動自転車、故障の原因と長持ちのコツ よくあるトラブルをご紹介

ばん太です。

地域にもよりますが、ここ数年の電動自転車の普及率はすごいです。

まさに老若男女、学生さんが通学用に買っていくこともあります。

自転車もだんだんと、いいものを長く乗るという考え方が広まってきているのかもしれませんね。

 

さて、そんな電動自転車ですが、タイトルで書いたように2年弱でボロボロにしてしまうお客様が毎年いらっしゃいます。

故障の具合によっては修理に数万円かかることもあります。

原付バイクと変わらない値段なのに、そんなにすぐ壊れちゃうともったいないですよね。

というわけで今回は、電動自転車を長持ちさせる秘訣を紹介していきます。

(2018/9/28 更新)

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空気を月に1回必ず入れる! 

 

空気は何もしなくても減っていきます。空気が少ないと、タイヤが常につぶれたような状態になるため、路面との抵抗が上がります。特に電動自転車は車体が重いので、ペダルをこぐとかなり重く感じてしまいます。

この状態のまま乗り続けると…

・パンクしたり、タイヤが早い段階で横割れする

・バッテリーの減りが早くなる

・衝撃吸収率が下がるので、車輪にダメージがある

買って数カ月なのにペダルが重くなった!という方が、購入後一度も空気を入れていなかったというのはよくある話です。

YAMAHAのkiss mini やBabby、パナソニックのギュットシリーズ、ブリジストンのbikkeシリーズなど、3人乗り対応のタイプは空気不足には特に注意しましょう。

お子様乗せてるときにパンクしちゃうと大変ですからね。

 

 

内装変速の3段ばっかり使わない!

 

これは、電動自転車がよく売れる自転車屋でなければ、説明すらされないかもしれません。

内装変速は、ハンドルの右手側についている3段の変速ギアです。
男子学生のお客様のようにパワーのある方が、毎日「3」のギアで乗り続けると、どのメーカーでも1~2年でぶっ壊れます。

 

「3」のギアは、ペダルが重くなりますがぐんとスピードが出ます。電動自転車なら3を使っていても坂道でもぐんぐん登りますので、3しか使わないお客様はかなりの数いらっしゃいます。
しかし、3のギアで乗り続けると、バッテリー、モーター、後輪のハブ(変速の機構が内蔵されている場所と思って下さい)にかなりの負担がかかります。

説明書には「バッテリーの減りが早くなります」程度にしか書いていませんが、

・ギアが変わらない

・後輪がガタガタになる

・ペダルをこぐとガクンと抜けるような感じがする

といった症状が出始めたら要注意です。

こうなってからだと、後輪や、最悪モーターの交換が必要なこともあります。

こぎ始めや坂道では軽いギアを使いましょう。信号待ちの間にギアを1にしておくと、ふらつかず発進できますよ。(6段や7段の変速機の電動自転車の場合は除きます。こいでいるときだけ変速してください。)

また、目いっぱいこいでいるときにギアチェンジするとバキバキっと不吉な音がするので、ペダルに込める力を一瞬軽くして変速しましょう。無理なギアチェンジも故障の原因となります。

他にも、ギアを3のままずっと使っていると、変速のワイヤー内部が錆びて動かなくなってしまうこともあります。まんべんなく色んなギアを使いましょう。

 

バッテリーを大事に扱う

 

具体的には、

・20%くらいまで減ってから充電する。しばらく使わないときは、1ヶ月に1回くらい充電する。

・室内の常温の場所に保管する
でしょうか。

特に冬場は、外に放置すると新品のバッテリーでも極端に性能が低下する場合があります。

常温の部屋にしばらく置くと直ることが多いですが、冷え込む日は気を付けましょう。逆に、炎天下での放置もおすすめしません。

バッテリーは基本的には防水ですが、台風クラスの風雨にさらされると浸水してしまうこともあります。以前、台風の次の日、内部からちゃぽちゃぽ音がするバッテリーをお持ちになった方がいらっしゃいました。もちろんアシストはしません。保証対象外になる可能性もあるので、家に帰ったらやはりバッテリーは外しておくのがよいですね。

また、全く使わずに何カ月も放置することも、過放電で故障してしまう原因となります。

バッテリーは、最近だと3~4万円することが多いです。大事に使いましょう。

 

鍵は優しく扱う!

 

特に子乗せモデルをご利用の方に多いのですが、お子さんが鍵をかけたままペダルを回して、鍵を変形させてしまうというケースが多発しています。

鍵本体が破損すると、バッテリー錠とセットの交換になり、メーカーによっては1万円ほど必要になることがあります。

また、鍵の接触によってスポーク(車輪の棒状の部品です)が折れることもよくあります。

鍵を紛失した場合は、保証書に記入されているキーナンバーがあればお店で取り寄せできます。(受注生産のため1~2週間かかります。)全て無くす前に、保証書を持って自転車屋さんに行きましょう。どのメーカーも、大体2本からの注文で2000円前後くらいです。

 

スイッチは優しく押すこと!

 

電動自転車のスイッチパネルは防水加工されているため、基本的には浸水しません。

しかし、特に女性のお客様に多いのですが、電源スイッチを爪で押す癖があると、だんだんとボタンがハゲてきてしまいます。そこから雨水が入ってしまい、スイッチが故障して電源が入らない…といったケースが多発しています。

スイッチの交換は1万円前後の費用がかかることが多いです。(液晶のついていない古いモデルはもう少し安いかもしれません)

スイッチは、指の腹でやさしく押してあげましょう!

心配な方は、純正品ではありませんがスイッチのカバーが1000円少々で販売されているのでおすすめです。対応機種はリンク先でよく確かめてみて下さい。


I live 電動アシスト自転車用スイッチカバー ヤマハ2017年モデル~対応(ESC-05YA)


I live 電動アシスト車用スイッチカバー ESC-04P パナソニック(2016年モデル~用
 )


I live 電動アシスト自転車用スイッチカバー ブリヂストンデュアルドライブ2018年~対応

古いモデル用はこちら


I live(アイリブ) 電動アシスト自転車用スイッチカバー [Panasonic用2015年モデル] シリコン製 ESC-01P


I live 電動アシスト車用スイッチカバー ESC-03DD BSデュアルドライブ対応

 

 

電動自転車は高価な買い物です。

少しでも異常を感じたら、壊れる前に早めにお店に相談しましょう。

自転車の寿命に関しては、こちらの記事でもお話しています。

 

大事に使って、長持ちさせて下さいね。

 

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