自転車から変な音がしたら② 異音は点検のサイン!

ばん太です。

前回は、自転車の異音についてブレーキ関連の解説をしました。

今回は、ブレーキ以外で、ばん太が実際にお客様からご相談いただいた異音のケースを紹介していきます。

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ペダルをこがなくても音が鳴るとき

 

この場合は、車輪に何か当たっていないか確認しましょう。

「カン、カン」「シャー」という音が鳴っていることが多いですね。

・かごのカバーやその固定用のひもが当たっている

・サイドリフレクター(鍵の下に付いていることがある反射板)が曲がって車輪に接触している

・泥除けが変形して当たっている

・車輪が変形して車体に干渉している

 

といったところです。前輪だけ、後輪だけを回してみるなどして特定してみましょう。

最近、転倒したりぶつかったりしていないかも思い出してください。いずれの場合も、そのまま乗り続けるとタイヤが異常にすり減ったり、車輪がぶっこわれたりすることもありますので早めに修理しましょう。

これ以外ですと、車輪から「ゴウンゴウン」「バキバキ」という音がするパターンも。車輪のハブ(まんなかのパーツ)がご臨終になり最悪車輪交換の可能性があるので要注意。

 

ペダルをこぐと音が鳴る時

 

チェーントラブルが多い印象です。

・チェーンケース(チェーンを隠しているパーツです)が転倒などで曲がってチェーンに当たっている

・チェーンがたるんでいて、段差などで特にチェーンが暴れて本体フレームにかしゃかしゃ当たる

・チェーンが錆びていてきゅるきゅると音が鳴る(ひどい場合は固着してバキバキなったり、こぐと歯飛びするように感じることも)

 

いずれの場合も、簡単な点検で治ることが多いです。(チェーンがばっきばきに錆びていると厳しいですが…)チェーンのたるみは引っ張って調整できる、というのは意外と知らない方が多いです。(ただし、6段や7段の外装変速機付きママチャリは引っ張れません)

チェーン周りの音に耳を澄ませてみてください。

 

チェーン以外ですと、きしみ音が多いです。自電車をこいでいるときは車体にある程度負荷がかかるので、ゆるみや油切れがあるとギシギシ、カチカチ、パキパキと音がなることがあります。サドル(いす)の固定部分やハンドル固定部などなど。ひとつひとつねじをしめて注油していくので、特定が難しいこともあります。

フレーム破損を除き重大な故障のケースは少ないですが、念のため自転車屋さんに相談しましょう。

立ちこぎした時だけ音が鳴る、などなるべく詳しく伝えると良いですね。

 

以下は、修理費用が高額になることがあるケースです。

・BB(ボトムブラケット、ペダルの棒がくっついている根元)ががたついていてバキバキ、ゴリゴリ鳴る

BBという部品は、長い期間こいでいるとどうしてもゆるみが発生することがあります。内部にはベアリング(鉄の玉です)が入っており、ゆるんだまま乗り続けると玉が割れます。結果ひどい音が鳴り、交換に5千円以上かかることも。調整だけで済めばそんなに費用はかからないですが、音が鳴る時点で割と手遅れなことが多いです…悲しみ。

 

電動自転車で、電源を入れている時だけ音が鳴るときもあります。

チェーンやプーリーという歯車の部品が傷んでいると出る症状です。

 


思い当たる症状はありましたでしょうか。

他のケースも思い出したらまた追記したいと思います。

 

異音に気づいてからでは遅い時もありますので、やはり定期的な点検は大事ですね。

もし今いつもと違う音が鳴っているという方は、早めに修理の相談に行きましょう。

 

 

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