電車自転車のバッテリー、寿命・故障かな?と思ったら 長持ちのコツとは

 

ばん太です。

あなたの電動自転車のバッテリーは、何年くらい使っていますか?

近頃、充電がすぐ無くなってしまうな~と感じることはありませんか?

急にアシストしなくなったな、ということはありませんか?

今回は、電動自転車のバッテリーの寿命やトラブルについてつらつらお話します。

 

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寒さに注意!冬はバッテリートラブルが増加

 

 

冬場は、毎年新しいバッテリーの注文が集中します。

 

「急に電源がつかなくなった!どうしよう!?」と、慌ててご来店される方が多いのです。

そんなとき、私はいつもこう尋ねます。

「バッテリーは、使わないときどちらに保管されていますか?」

 

すると、多くの方が

「充電するとき以外は自転車につけっぱなしです」と答えます。

これ、良くないんです!

 

電動自転車のバッテリーは、暑さ・寒さにあまり強くありません。

 

冬場、バッテリーを自転車に装着したまま屋外に放置すると、バッテリー内部の温度が冷え切ってしまいます。冷え切ったバッテリーは、性能が著しく低下することがあります。

そのため、乗りはじめたとたん急に電源が落ちたり、充電満タンなのに電源が入らない、といった症状が見られます。バッテリーのランプが異常な点滅をすることもあります。購入後一カ月ほどでこのような状態になる事例も。

 

バッテリーは一度冷えると、元の温度に戻るまで非常に時間がかかります。常温の部屋で、半日~一日程度保管してやっと元の温度に戻ります。

上記の症状が見られる場合は、バッテリーを長時間室内に置いて様子を見ましょう。バッテリー温度が常温に戻れば、元通り使用できることが多いです。それでも異常点滅が治らない場合は、残念ながらバッテリーの買い替えが必要になります。(バッテリー保証期間内であれば、無償交換してもらえる可能性もあります。早めに販売店に相談してください。)

なお、早く温めたいからとドライヤーを当てたり、ストーブの近くに置いたりなどは絶対にしないでください。発火の危険があります!

 

夏場はバッテリーがアチアチに!

 

 

夏場もバッテリーの屋外放置にはご用心。内部温度が上昇すると、保護機能が働き充電ができなくなることがあります。スマホもアチアチになると、カメラが使えなくなったりしますよね。

こちらも、涼しい部屋にしばらく置いてから、何度か充電器に抜き差ししてみると元通り使えるようになることがあります。バッテリー検査をすると、「高温にさらされたデータがあります」とばっちり記載されています。

夏にしろ冬にしろ、帰宅して今日はもう乗らない!というときは、バッテリーを自転車から外して屋内保管するのがベターですね。買い物など、お出かけ先では外さなくても大丈夫ですが、真夏日などは短時間でも日陰に駐輪するのが良いでしょう。

 

バッテリーって防水なの?濡らしちゃダメ??

 

 

走行中に雨に降られても故障はしませんし、端子が濡れて感電といったこともありません。

ただし、駐輪中に豪雨にさらされた場合はこの限りではありません。

私が実際に受けたケースでは、台風の次の日に持ち込まれたバッテリーからちゃぷ…ちゃぷ…と音がしていて、電源が入らないということがありました。

バッテリー本体は密閉されていますが、台風クラスの雨だと浸水してしまうようです。

お店でバッテリーを開けて水を抜く…といったことはできませんし、水を抜いたところで直るわけでもないので、やはり交換になります。ご注意ください。

 

充電の減りが早くなってきたら「寿命」かも?

 

バッテリーの寿命がくると、いきなり電源が入らなくなる、というわけではなく、満充電からの減りが著しく早くなります。

購入直後に比べどれだけ減りが早くなったかは、バッテリー容量検査機のある自転車屋さんなら無料でチェックしてくれます。サイクルベースあさひさんなら、ほとんどの店舗にYAMAHA用(一部ブリヂストン用)検査機を置いているみたいですよ。

 

バッテリーが壊れたら…いくらかかる?安く買うには?

 

 

定価はざっくりいうと、4万円前後です。

旧型の容量が小さいバッテリーだともう少し安い場合もあります。

電動自転車の新品スタンダードモデルが10万円ほどで購入できることを考えると、高いですよね…。

原材料費の高騰なのか、年々販売用バッテリーの価格は上昇傾向にあります。大事に使って長持ちさせたいところですね。

また、バッテリーは品番が多いため、自転車屋さんでは在庫を持っていないことがほとんど。もちろん取り寄せすることはできますが、冬場は特にメーカー在庫が薄く、入荷まで2ヵ月かかるなんてことも。

特に、パナソニックの「NKY450B02B」という品番のバッテリーは、毎年よく欠品しています。

 

すぐに新しいバッテリーが欲しい!そんなときは…

 

毎日電動自転車に乗っている方にとって、バッテリーが無いのは死活問題。どうしてもバッテリーがすぐ必要という方は、ネットで探してみましょう。

まずは、今使っているバッテリーの品番を探します。

YAMAHA製なら「90793-〇〇〇〇…」もしくは「X〇〇-〇〇」

パナソニック製なら「NKY〇〇〇〇〇〇〇」といった番号がバッテリーに記載されています。

なお、ブリヂストンの場合は、他社製バッテリーを使っているものも多いためご注意。(コチラをお読みください)X〇〇-〇〇と書いている場合はYAMAHA製です。P〇〇〇〇という番号で注文できます。

品番が分かったら、次はメーカーサイトにアクセスします。

マイナーチェンジなどで、品番が代替品に代わっていることがあるからです。

YAMAHA→コチラ

パナソニック→コチラ

ブリヂストン(YAMAHA製バッテリー)→コチラ

それぞれのリンク先サイトでは、自転車の品番からも対応バッテリーを検索することができます。品番の調べ方も各サイトに案内があります。

モデルによっては、元のバッテリーより容量を大きくすることも出来ます。その際の対応品番も教えてくれます。

メーカー公式サイトなので、安心して対応品を調べられますね。元の品番の在庫が無い場合でも、色が違うだけで互換性に問題のないバッテリーも表示してくれることもあります。

 

品番がわかったら、レッツ検索!


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先ほど4万円ほどと記載しましたが、ネットだと割引されていることもありお得です。お店だと定価販売がほとんどです。

 

ここで注意!

新品かどうかを必ず確認してください!!

最近は、他社が独自に再生品(中身を入れ替えたり…)を販売していることがあります。やめときましょう。メーカーもやめとけって言ってます。

また、メルカリなどでよく中古バッテリーを見かけますが、外見では充電回数がわかりにくいので、こちらもリスキーです。よく考えて、信頼できる出品者から買いましょう。再生品よりはマシかもしれませんが…

 

バッテリーの買い替えを検討する場合は、自転車本体の状態も一度確認しましょう。

バッテリー代と修理代金合わせたら新車と同じくらいになっちゃった…なんてことのないようご注意。

 

バッテリーは大事に扱って、できる限り長持ちさせたいですね。

電動自転車の長持ちのコツはコチラもお読みください。

 

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